東京大学農学部/
大学院農学生命科学研究科
   
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Latest update Apr. 1st, 2009
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 当研究室では,世界規模での人口増並びに,今後予想される地球環境の変化等に鑑みて,安定的な作物生産による食糧確保を目標に研究を行っております.特に本研究室では収量に重要な影響を及ぼす窒素の利用に着目し,その効率化を追究することを目下の主要な研究テーマに設定しています.これまで重点を置いてきた作物生理学に加え,分子生物学,統計遺伝学といった分野の手法を取り入れ,個体および個体群レベルでの調査を行っています.

< 主要な研究テーマ >

1.環境保全型農業における生産性向上をめざした窒素利用効率を司る分子機構の解明
2.染色体断片置換イネ系統群(CSSLs)を用いた安定発現AB-QTL解析
3.多収化に向けた水稲の窒素利用に関する研究
4.サトウキビにおけるショ糖蓄積機構の解析
5.GDHおよびDof-1形質転換体バレイショの光合成・転流機能に関する研究
6.イネの炭素代謝に関するメタボローム解析
7.イネにおける炭素代謝と窒素代謝の相互作用の解析
8.レモングラスにおける収葉量および収油量に及ぼす肥培管理の最適化に関する研究
9.GDH形質転換体イネの生長解析

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< 研究内容 >

 作物の収量に決定的な影響を及ぼす元素は窒素である.しかしながら窒素肥料の多用は農地からの硝酸汚染にみられるように環境汚染の原因となり,近年は低窒素投入による環境保全型農業への転換が世界的な急務となっている.そこで本研究室では,イネの窒素利用や窒素代謝と炭素代謝との相互作用に関する研究,高窒素利用効率関連遺伝子を導入したバレイショ及びイネの解析を行い,窒素利用効率の高い作物の育成に資する生理的または遺伝的要因の解明を試みている.さらに,レモングラスでは窒素を含めた肥培管理の最適化に関して研究を進めている.

 同時に,量的形質遺伝子座(QTL)解析により高い窒素利用効率に関わる有用遺伝子座を明らかにすることも目的としている.そのための技術的端緒として,染色体断片置換イネ系統群(CSSLs)を供試して圃場において安定的に発現する高次戻し交配QTL(AB-QTL)解析を行ってきた.

 また本研究室ではこれまで炭水化物代謝機構の解明に重点が置かれてきた経緯から,サトウキビにおけるショ糖の蓄積機構について研究を行っており,新たにイネにおける炭水化物代謝に関するメタボローム解析を開始した.


<沿 革>

1893年農学第二講座 開設
 森 要太郎講師ら 専門外複数教官による分担制
1895年田中 節三郎助教授 講座分担
1901年吉川 祐輝助教授 講座分担
1911年吉川 祐輝 初代担任教授就任
1929年佐々木 喬教授 着任 発育・形態研究盛ん
1949年戸苅 義次教授 着任
1970年村田 吉男教授 着任 以降,作物生理研究重視
1981年玖村 敦彦教授 着任
1987年石井 龍一教授 着任
 農学第二講座から作物学研究室へ
2001年現 大杉 立教授 着任

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Tel:03-5841-5193 Fax:03-5841-8048